鍵交換をするタイミング
私は若い頃、鍵を使用することに対してあまり不安感を持ちませんでした。しかし生活していくにつれて生活になくてはならないものだということに気づかされたのです。というのも適当に持ち歩いていた車の鍵屋家の鍵もちろん一つにまとめていたためどこに置いたのか分からなくなってしまった場合、車も乗れなくなる上に家にも入ることができなくなります。そんなハプニングが続く頃、鍵をなくすのが当たり前になってしまって沢山スペアキーを持つようになりました。しかし好奇心旺盛な年頃だった私はアパートで一人暮らしを始めました。その頃定着してしまった鍵紛失事件、いつもの様に鍵をなくしていまいました。その時はあまり気にもしませんでしたが車の鍵がなくなっただけでなくアパートの鍵も一緒になくしてしまいました。最初のアパート契約には一つでも鍵をなくした場合は鍵交換が義務との契約でした。入ったばかりのアパートなのにすぐに鍵交換をしなくてはいけなくなり、鍵の取り扱いに慎重になった瞬間でした。しかし自分の性格をすぐに変えれるわけでもなくその後も鍵交換を強いられることが多々ありました。さすがに学習した私は鍵交換をしなくていいような術を学ぶことになりました。目に見えるところに例えばいつも持ち歩くカバンに引っ掛けるということを思い立ちました。それがよかったのか、肝心なカバンをなくさない限り鍵が紛失することはなくなりました。そして現在は鍵は帰ると所定の位置に置くのが義務になりました。鍵をなくさなくなって10年ほどになるかと思いますが今のところ以前のようにスペアキーを増やす必要もなくなりドアのノブごと鍵交換する必要もなくなりました。今でも鍵をなくしやすいために鍵交換をしたなんてしかも二度も…実の姉以外このことは知りません。この連続鍵交換によって防犯の重要性と人間としての常識を学びました。きっと私が鍵交換したそのアパートは今でもその時のまま他に鍵交換されることなくあると思います。それだけ私は安易に鍵を使用していたと思わされます。今は一軒家に住んでいますができれば二度と鍵交換をしないでいいことを祈っています。